「主要指標メソッド（Key Indicator Method, KIM）はドイツ連邦共和国労働社会問題省（Federal Ministry of Labour and Social Affairs）所属のドイツ連邦共和国労働安全衛生研究所（BAuA）が開発した評価ツールです。作業者が直面する筋骨格系障害リスクを専門的に評価します。すでに持ち上げ、保持、運搬作業（lifting, holding, carrying, LHC）、引き押し作業（pulling and pushing, PP）および手やハンドツールを使用する手動処理作業（manual handling operations, MHO）の3項目を評価するツールが公開されています（労働部労働安全衛生署がスタンドアロン版を公開）。

2019年にはBAuAからKIMの新バージョンが発表されました。元の3項目のKIMのアップグレードに加え、全身作用（whole-body force, BF）、姿勢不良（awkward body posture, ABP）および身体運動（body movement, BM）の3つの新しい評価ツールが導入されました。

腰や腕、首、肩などの筋骨格系障害を予防し、企業および労働者により全面的なリスク評価ソリューションを提供するため、当センターは国立台北科技大学ヒューマンファクターおよびパフォーマンス評価研究室の陳協慶教授と共同で「主要指標メソッド（KIM）オンライン版チェックシステム（2019年版）」（ドイツ連邦共和国労働安全衛生研究所よりライセンス取得済み）を開発しました。このシステムは2019年版KIMの6つのツールをまとめてKIM-初期チェックツール（作業場所の身体ストレス識別およびリスク評価ガイド）を提供します。KIM2019システムを操作する前の初期チェックツールとして、KIMシステムの人的危険作業評価のカバー範囲をより完全なものにします。

URL：https://www.coapre.com/kim-tool